菊の冬至芽は株分けがいい?株分け以外に冬至芽から菊を増やす方法とは
日本人にはなじみの深い菊。
菊を育ててみたいという人もいると思いますが、菊ってどうやって増やせばいいか知っている人は少なくありません。
「え?花なんだし、種じゃないの?」と思うかもしれません。
実は菊を種から育てるのはとても難しいんですよ。
冬至芽からの「株分け」、「植え替え」、「差し芽」が初心者にはおすすめなんです。
聞きなれない言葉も多いですが、どれも菊を育てる上で簡単な方法ですね。
どれが育てやすいかは人によっても違いますので、今回は冬至芽とは何か、株分け・植え替え・差し芽の簡単な方法をみていきましょう。
冬至芽ってなに?
冬至芽って、花の終わった株親の地下の茎から周囲に出てくる新芽のことなんですよ。
この冬至芽を使って、株分けや植え替えをします。
初心者にはこれらが一番育てやすいですよ。
株分けの仕方
株分けの仕方は簡単です。
まずは株の根元を5cmから10cmくらい掘ります。
次に元気そうな冬至芽を探して切ります。
この時、根の近くの冬至芽よりも離れた外側のものを選ぶといいですよ。
その方が強い冬至芽の可能性があります。
切った冬至芽を植えれば完成です。
ただし、冬至芽は寒さに弱いので、植える場所には気を付けてくださいね。
鉢ならいいですが、地面なら日当たりのいい場所、雨風のしのげる場所に植えるようにしましょう。
だからと言って密閉した場所も生育が悪くなるのでやめましょう。
植え替えの仕方
冬至芽を鉢に植え替える場合です。
鉢に植える場合は4週間ほどたったら大きめの鉢に植え替えましょう。
特に5号などの小さな鉢では根詰まりを起こすことがあります。
7号の鉢のほうがいいですよ。
植え替えの時も、株分けと同じく、根本を掘って菊を丁寧に取り上げてください。
差し芽の仕方
差し芽とは、種から育てにくい植物にとられる育成方法です。
伸びてきた菊の茎から増やすことができるんですよ。
5月上旬頃に茎を5センチから10cmほど切ります。
太いものが丈夫で、そして切り口は斜めになるようにします。
その方が水を吸いやすくなるんです。
最初は水に2時間くらいつけておくと良いですね。
その後、植えましょう。
根が生えて定着してきて、長さも15cm程になったら、植え替えてください。
まとめ
ここまで冬至芽とはなにか、株分け・植え替え・差し芽の簡単な方法をみてきました。
初めての菊の栽培だとどうしたらいいか、わからないことが多いですよね。
種から育てるのは難しい菊ですが、株分けや差し芽だと、意外と簡単にできそうですよね。
ぜひ、菊の栽培にチャレンジしてみてくださいね。