広島に原爆が落とされた本当の理由は?なぜ、東京に落とさなかったのか
昭和20年8月6日の午前8時15分、広島にアメリカの原爆が落とされました。
その年だけでも14万人が亡くなるという、現在でも語り継がれるほどの、悲惨な出来事でしたよね。
修学旅行で広島の原爆ドームを訪れた人も多いのではないでしょうか。
「悲しい出来事だ」、「繰り返しちゃダメだ」、そう感想を持ったことでしょう。
広島に原爆が落とされた理由は、新しい爆弾の効果を見るため、戦争の跡のない広島が選ばれたそうです。
しかし、「そもそも原爆とはなんなのか」、「落とされた理由ってなんなのか」これらを覚えている人って少ないんじゃないでしょうか?
原爆とは瞬間的に爆発させて、強力なエネルギーを放出させる爆弾のことです。
そして原爆を落とした理由は「戦争を早く終わらせるため」だったのです。
この記事では、「原爆とはなにか」、「原爆が落とされた理由」を詳しく調べてみました。
原爆とは何か?
原爆とは「原子爆弾」のことで、今まで戦争で使われたどんな爆弾より威力のあるものだったんです。
原爆は原子核反応といったエネルギーを使っているので、「核兵器」と呼ばれます。
現在でも「核兵器」と言う言葉は、世界を揺るがす兵器として名前が挙がりますよね。
広島に落とされた原爆は
世界で初めて使われた核兵器だったのです。
なぜ広島だったのか?
東京や大阪では、もともと空襲によって荒らされていました。
なのでアメリカからすると原爆の威力がどの程度の物なのか、わかりにくかったんです。
新しい爆弾の効果を見るためにも、戦争の跡のない広島が選ばれたそうです。
また、広島には軍隊の施設や工場があったことも原爆を落とす理由として挙げられました。
戦争をしている相手に打撃を与えることと、新しく開発した兵器の威力を確認しやすいこと。この2つによって原爆投下に広島が選ばれたんですね。
理由は戦争を終わらせるため?
ではなぜ、米軍は原爆投下をしたのでしょうか。
原爆を落とすまでもなく、それまでの日本との戦争から見てもアメリカの圧勝でしたよね。
それなのに原爆を落とした理由は、「戦争を早く終わらせるため」でした。
確かに、いくら力の差は一目瞭然だとしても、戦争をしていたらアメリカ側もお金はかかります。
それに命を落とす人も増えてしまいますよね。
なのでアメリカは、力の差を目に見える形で見せつけて、戦う気力を奪って、日本を早めに降伏させようとしたのです。
そしてその試みは成功しました。
もし日本がこれで降伏をしなかったら、広島、長崎の他にも原爆を落とす地域を予定していたようです。
まとめ
この記事では、「原爆とはなにか」、「原爆が落とされた理由」について見ていきました。
原爆とはとても恐ろしいものです。
戦争はもちろん、核兵器も世界からなくなってほしいものですよね。
同じ過ちを繰り返さないように、時代は過ぎても、1人1人が戦争の恐ろしさを学んで後世に伝えていくことが大切ですね。
今回は「広島に原爆が落とされた理由」について紹介してきましたが、
「広島に落とされた原爆の範囲」についても以下の記事にまとめてあるので参考にどうぞ。