片付けられないのは病気!?大人でも疑われる「ある病気」とは
片付けたいと思っているのに出来ない。
決して、怠けているわけではないのに何故?
それ、もしかすると病気が原因かもしれません。
では「片付けられない」病気とはどんなものがあるのでしょうか。
片付けられない原因が疑われる6つの病気
片付けられない原因が疑われる病気が6つあります。
それぞれの病気についてみていきますね。
①強迫性貯蔵性(ホ―ディング)
極端に物を貯めこんでしまう障害です。
日本ではあまり馴染みのない言葉ですが、アメリカでは既に多くの罹患者がいると言われています。
近年、日本でも「ゴミ屋敷」が話題になることが増えていますね。
②注意欠陥・多動性障害(ADHD)
細かいことに気が回らず、慌てて行動しがち。
優先順位をつけての作業や、整理整頓をすることが苦手。
子ども特有の障害と考えられていましたが、近年では「大人の発達障害」として、珍しい病気ではなくなってきています。
③うつ病
ストレスのかかる環境下で過ごすと発症する障害です。
外出することが億劫になったり、無気力になったり、何も考えられなくなります。
ADHDの2次障害として発症することもあります。
④セルフネグレクト
セルフネグレクトとは、「何も出来ない」状態です。
生活をする上で、食事、排せつ、入浴など、意識をしなくても最低限やらなければならないことがあります。
しかし、セルフネグレクトは、これら全てのことが出来なくなり、病状が進行すると生命すら危ない状態になってしまいます。
⑤統合失調症
かつて、精神分裂症と呼ばれた障害のことで、この障害は会話や行動が支離滅裂になります。
1つのことに集中できず、片付けも出来なくなってしまいます。
⑥認知症
認知症は、脳の細胞が死滅していくことで、脳内の情報伝達が滞りがちになる障害で、忘れがひどくなるなどの症状があります。
若年性認知症により、若い方(64歳以下)でも発症することがあります。
日常生活すら困難になるので、片付けをするのは難しいですね。
1人で片付けられない時は、他人の力を借りよう!
もちろん、「片付けができない=病気」ではありません。
しかし、「片付けができないこと」で、あなたが悩んでいるのなら、1人で悩まず他人の力を借りてみてはいかがでしょうか。
病気の症状に心当たりがある…
しかし、ADHDに関しては「子ども特有の病気」との認識が強く、「大人のADHD」を診断できる医療機関が少ないのが現状です。
日本児童青年精神医学会という機関では、一定の基準を満たした認定医の氏名や、所属医療機関などの情報をホームページ上で公開しています。
ただ、いきなり医療機関を受診するには、少し勇気がいりますよね。
「職場や近所の人に知られてしまわないだろうか?」
「障害と診断されたら、仕事を辞めなければいけない?」
そんな時は、まず発達障害支援センターに相談してみるのが良いと思います。
そこでは、医療機関の紹介の他、支援活動も行われています。
電話で相談も出来るので、他の方に見られる心配も少ないですね。
心は健康だけど、片付けが出来ない!
今は、家事支援サービスや、特殊清掃業者、いわゆるゴミ屋敷などの清掃を担う業者が沢山あります。
1人では、まず何から手をつけていいのか分からない。
忙しくて片付けをする時間がない。
なら、潔くプロの手を借りてしまいましょう!
プロに頼みたいけど、そんな金銭的余裕がない…
一度に全てを綺麗にするのではなく、まずは簡単なことからやってみましょう!
例えば、通勤用のバッグの中、財布のレシートでも良いです。
1つずつ「今日はこれを片付けた」と実感出来れば、やる気もアップするかもしれません!
まとめ
最後に、「片付けられないこと」への対処法をおさらいしましょう!
・片付けられない原因は病気かも、と疑ってみる
・片付けられないという現状を、誰かに相談してみる
・片付けたいと思ったら、プロの手を借りてみる
・簡単な片付けでも、立派な片付けの1つ
片付けと言うのは、意外と気力も体力も使う動作です。
つまり、心も体も健康でないと始めることが難しいのです。
辛い時は無理をせず、頼れるものは頼りましょう。
そして、簡単なことから「片付け」をしてみて下さい。
片付けられないのは、あなたのせいではありません。
今回は片付けられないのは病気について紹介してきましたが、
スッキリ片付けるのポイントについても
以下の記事にまとめてあるので参考にどうぞ。