片付けられない女は病気⁉病気の症状と解決方法を徹底解説!
最近「片づけができない」という女性が増えています。
仕事が忙しくて片付けに費やす時間がない。
部屋の収納スペースと所有物のバランスが逆転している。
片づけができない理由は、生活スタイルや家族構成、住環境など、人それぞれです。
ただ、片付けができない理由の1つに、病気の可能性があるってご存知でしたか?
女性に発症しやすい「片付けられない病気」は、放置してしまうと、二次障害も引き起こしかねません。
どのような症状があるのか、また解決方法なども合わせてお話していきます。
「片付けられない病気」とは?
ADHD(注意欠陥・多動性障害)という言葉を耳にしたことはありますか?
元々、ADHDは子ども特有の障害として認識されていましたが、最近では成人してから
ADHDを疑い、診断を受ける方が増えています。
【主な症状】
■多動性(衝動性)による特徴
目的のない動きをする、感情が不安定、不用意な発言
■注意欠陥(不注意)による特徴
ケアレスミスが多い、片づけが苦手、忘れ物が多い、集中力が続かない、遅刻が多い
男性の場合、幼少期のうちに「多動性・衝動性」の特徴がみられ、診断を受ける方が多いそうです。
授業中におしゃべりが止まらなかったり、突然教室内を歩き回ったり、少し乱暴な行動をおこしてしまったり…と目に見えて分かる行動が多いです。
しかし、女性の場合「注意欠陥」の特徴が強く、男性と同じように発症していても、目立った行動は取らないことが多いため、「少し変わっている子」と思われるだけで、見過ごされてしまうのです。
では、ADHDの女性が感じる、具体的な生活への支障とはどんなものがあるでしょうか?
【成人前】
- 教科書や体操服など、忘れ物が多い
- 机の中やロッカー、カバンの中の整理整頓が苦手
- 試験でケアレスミスが多い
- しぐさや表情から、相手の気持ちを読み解くことが苦手
- 悪気はないのに、思いつきで発言して相手を傷つけてしまう
- ぼーっとしていることが多い
- 空想、妄想の世界に浸ってしまう
【成人後】
- 仕事等で段取りが下手で、スケジュール管理が苦手
- 予定が狂ってしまうとパニックになる
- 遅刻を繰り返す
- 周囲に合わせたり、上司の指示に従えない
- デスク周辺やロッカー、車内の整理整頓が出来ない
- 家事全般が苦手
- 親戚やご近所つきあいがうまくできず、孤立する
思い当たる行動はありましたか?
学生のうちは、親や学校、周りのサポートにより、日常生活に支障が出る前に、
解決されていることがほとんどです。
しかし、大学進学や就職等で社会に出て、親元を離れたり、周りのフォローが無くなることで、ADHDの症状が顕在化してきます。
また、結婚、妊娠、出産などライフステージの変化も、女性には大きな壁となります。
結婚することで、親戚やご近所さんとの付き合い、仕事と家庭の両立、考えなければいけないことが多くなり、キャパオーバーになってしまうのです。
残念ながら日本では、「家事は女性の仕事」という風潮が、まだ根強く残っています。
若い世代ですら「気配り上手で、子どもの面倒を見て、男性を立てる」というイメージを女性に求めていることが少なくありません。
だからこそ女性は、片づけがなどの家事ができないことで、女性なのにだらしないと責められやすいのです。
しかし、これらの環境下におかれると、かなりのストレスを受けることになります。
その結果、うつ病やセルフネグレクトなどの二次障害へと繋がる可能性があるため、早期の発見、治療が大切です。
自分がADHDかも…と思ったら、まずやるべきこと
自分がADHDかもと思ったら、まずは病院を受診しましょう。
病院では、心療内科や精神科で診断をすることになります。
日本児童青年精神医学会 認定医のリストから調べる
ここでは、一定以上の専門知識と経験を持つ医師が認定医として登録されています。
医師の名前と所属する医療機関が掲載されているため、ご自身のお住いの近くに、
専門医がいるかどうかを調べることが出来ます。
とはいえ、「大人のADHD」を専門に診断してくれる病院はそんなに多くはありません。
大都市であればインターネット検索等でも見つけることができますが、地方に行けば
行くほど、専門医を探し出すことは難しいです。
また、急に心療内科や精神科と言われてしまうと、少し尻込みしてしまう方もいらっしゃると思います。
ただでさえ不安なのに「仕事辞めなければいけない?」「周りに気づかれたらどうしよう」と別の悩み事ができてしまします。
そんな時は、まず「誰かに相談してみる」のも1つの方法です。
発達障害情報・支援センターに相談してみる
発達障害支援センターは、発達障害者への支援を総合的に行うことを目的とした専門機関です。
都道府県等が指定した、社会福祉法人や、特定非営利活動法人等が運営しています。
保健・医療・福祉・教育・労働などの関係機関と連携して、本人やその家族からの相談に応じたり、指導と助言を行っています。
ただし、人口規模や自治体内の発達障害者支援体制の整備状況により、各センターの事業内容には地域性があります。
まずは気軽にメールで相談してみる
今は、直接病院に行かずとも、メールで気軽に医師に相談することができます。
有料のサービスにはなりますが、24時間365日相談が可能です。
自分と同じような症状で悩んでいる方のQ&Aも見れますし、複数医師からの回答がくる場合もあるので、より安心できます。
⇒アスクドクターズ~ネットで医師に相談
ADHDでもできる片付け方法はあるの?
そもそも、なぜADHDだと片づけができないのでしょう?
- 片づけをしている途中で、他のことに気を取られる
- 片付けは一度に大量の判断しなければいけないから
- 散らかった部屋を見て、「あ、また後で…」と先延ばしを続ける
他にも、細かくそれぞれ理由があると思います。
ただ、この「片付けの中でも苦手なこと」が分かっていれば、対処もできるのです!
1.他のことに気を取られる前にやめちゃう!
一気に部屋を全部をきれいにしようとするから、集中が続きません。
それならば、小さい片付けをこまめに繰り返しましょう。
まずトイレの掃除、終わったら休憩。次は台所、終わったらまた休憩…
こんな感じです。
慣れてきたら、曜日ごとにお掃除する場所を決めるのも良いかもしれませんね。
一番大切なのは、「片付けの動作を極力少なくして、面倒をなくすこと」です。
2.迷った時の判断はシートに委ねよう
片づけを始めてから、自分で悶々と悩み始めてしまうとキリがありません。
そんな時は、片づけをする前に用意しておくと良いものがあります!
「ゴミ分別一覧表」と「取捨選択チャート」です。
ゴミ分別一覧表は、おそらく各地域で配布されているものがありますよね?
もし、手元になければインターネット等でダウンロードして印刷できると思います。
これをいつでも見れる場所に貼っておいてください。
もし、捨て方に困って問い合わせたものがある場合は、一覧表に「捨て方に困った
ものの名前」「どのようにして捨てたか」を直接書き込みしましょう。
次に、取捨選択シートです。
これは、捨てようかな、どうしようかな…と悩んだときに大活躍です!
絵やセリフもコミカルなので、楽しくお片付けができますよ。
【引用元】
【脱・汚部屋したADHDから片付けられないあなたへ捧げる『考えない片付け』術】
まとめ
大人のADHDを発症した場合、生きづらさを感じる方が多いそうです。
片付けられないことも、生きづらさを感じる理由の1つでしかありません。
ただ、ADHDを発症しても、病気との付き合い方さえ知れば、問題なく生活ができます。
むしろ、自分の特性に合った仕事であれば、才能を発揮することもあるそうです。
まずは、自分の「片付けられない」理由が何にあるのかを知ることから始めてみて下さい。
- 片付けられない理由に病気の可能性も含めて考える
- 専門医など誰かに相談してみる
- 無理ない片づけを、少しづつやってみる
「片付けられない」症状は、自分の心が発しているサインです。
そのサインを見逃さずに、しっかりと自分の心と身体を労わってあげてくださいね。
今回は片付けられない女は病気⁉について紹介してきましたが、
肥満と片付けの意外な関係についても
以下の記事にまとめてあるので参考にどうぞ。