広島へ落とされた原爆 被害の範囲は3㎞以上!きのこ雲の下で起きたこと
1945年8月6日、広島の中心部に原爆が投下されました。
爆弾は広島の600メートル上空で爆発しました。
「上空で爆発したなら、そんなひどいことにならないんじゃないか?」
と思いませんか。
そんなことはありませんでした・・・
上空で爆発したにもかかわらず、広島の被害はすさまじいものでした。
その被害、なんと爆心地から3㎞以上にもなったんですよ。
被害の内容は、「熱線(熱風)による火傷」、「爆風の衝撃」、「火災による被害」、「放射線による被害」になります。
この記事では広島への原爆投下によって生じた被害範囲と被害内容を徹底調査してみました。
熱風による火傷
原子爆弾が爆発するときにすごい熱を発するんですよ。
なんと爆発の中心部で100万度です。
100万度って、もう想像もつかないですよね。
広島では上空600メートルの爆発であっても、地表の温度は3,000度から4,000度になりました。
これは太陽黒点の温度と同じです。
そんな熱が、一瞬で街も人も飲み込みます。
中心部では「熱い」と感じる間もなく、重い火傷を負って亡くなってしまいます。
皮膚だけでなく、内臓まで焼けてしまってほとんどが即死してしまいます。
爆風の衝撃
原爆が爆発すると、すごい圧力の風が発生します。
この爆風も一瞬で、中心部すべての建物が倒壊し人ももちろん飛ばされてしまいます。
この風によって即死する人も多かったんですよ。
または、物にぶつかって亡くなったりもしました。
原爆の直接の被害では、爆風による死者が半数を占めているといわれているんです。
運よく助かっても、ガラスが突き刺さったりして悲惨な状況でした。
爆風で亡くなるというのも、今ではなかなか想像ができないですよね。
火災による被害
火災の被害も膨大でした。
熱風によっての発火もあります。
また、倒壊した家庭で使われていた火災もあります。
爆心地から半径2キロの範囲はすべて燃え尽きてしまいました。
建物も人も全て焼けてしまい炭のようになってしまったんです。
なんとか、熱線や爆風から逃れられた人も火災によって亡くなってしまうことがあったようです。
放射線による被害
最後に放射線による被害です。
放射線は人の体の細胞を破壊します。
原爆の中心に近ければ近いほど放射線を浴びることになります。
1㎞圏内で浴びた人は数日のうちに亡くなってしまいました。
外傷がない人も数か月や一年経って、症状が現れることもあるんですよ。
2021年現在でも被爆者の人数というのは正確にはわかっていないんです。
まとめ
ここまで、広島への原爆投下によって生じた被害範囲と被害内容を徹底調査してみました。
広島に落とされた原爆が、甚大な被害をもたらしたことがわかりましたよね。
多くの人が亡くなった、広島の原爆。
少しでも知識を深めて原爆の恐ろしさを知っていきましょう。
今回は「広島に落とされた原爆の範囲」について紹介してきましたが、
「広島に原爆が落とされた理由」についても
以下の記事にまとめてあるので参考にどうぞ。