コードレス掃除機のバッテリー寿命を比較 メーカーによって差がある!?
コードレス掃除機には、スティック型とハンディ型などの種類があります。
最近はスティック型のコードレス掃除機に人気があるようです。
スティック型のコードレス掃除機、それぞれにオススメの特徴などがあると思いますが、バッテリーに注目したときに、寿命が長いのはどの製品なのでしょうか。
そして、集じん方法とバッテリー寿命には、なにか関係性があるのでしょうか?
気になったことをまとめて比較してみました!
コードレス掃除機に使われているバッテリーは?
人気のコードレススティック掃除機には、どのようなバッテリーが使われているのでしょうか。
調べてみると、ほとんどのメーカーがリチウムイオン電池のバッテリーを使用しているようです。
リチウムイオン電池ってなに?
リチウムイオン電池は、ノートパソコンやスマートフォン、デジタルカメラなどのバッテリーにも使われている電池です。
放電のみをする一次電池と繰り返し充電することができる二次電池があります。
リチウムイオン電池には、軽い・小さい・高電圧・寿命が長いという強みがあります。
しかし、過充電・過放電に弱く、急激に劣化して故障をしてしまったり、ごくまれに、破裂や発火してしまう可能性もあります。
しかし、リチウムイオン電池を使う機器には、過充電・過放電を回避するための機能が備わっている場合がほとんどです。
また、リチウムイオン電池にとって水は大敵です。
水と合わせることで、激しく化学反応を起こし、発熱・発火の原因になります。
普段の生活において、電化製品を正しく使うことは、このようなリスクを減らせるだけでなく、バッテリーへの負担も軽くなることで、電池が長持ちするようになります。
メーカーによってバッテリー持ちは違うの?
コードレス掃除機に使われるバッテリーは、各メーカーがリチウムイオン電池を使用しているということが分かりました。
それでは、どこでバッテリーの持ちの差は生まれるのでしょうか?
まずは人気の掃除機のスペックを比べてみますね。
1.Dyson V10 Fluffy SV12 FF
市場価格 :38,500円前後
集じん方式:サイクロン
連続使用時間:60分
本体重量:1.54kg
2.日立 ラクかるスティック PV-BL10G
市場価格:28,000円前後
内蔵電池:リチウムイオン電池/18V
集じん方式:サイクロン
連続使用時間:45分
本体重量:0.86kg
3.makita CL107FDSHW
市場価格:12,900円前後
内蔵電池:リチウムイオン電池/10.8V
集じん方式:紙パック
連続使用時間:32分
本体重量:1.1kg
4.Shark EVOPOWER SYSTEM CS401J
市場価格:40,000円前後
新開発の「ブラシレスパワーフィン」搭載
連続使用時間:40分
本体重量:0.9kg
5.Panasonic パワーコードレス MC-SB31J
市場価格:26,500円前後
集じん方式:サイクロン
連続使用時間:30分
本体重量:1.1kg
6.アイリスオーヤマ
充電式サイクロンスティッククリーナー パワーヘッドSCD-141P-B
市場価格:10,000円前後
内蔵電池:リチウムイオン電池/18.5V
集じん方式:サイクロン
連続使用時間:35分
本体重量:1.3kg
比べてみて分かったこと
■連続使用時間は30分~40分が多い
しかし、今回掲載しているのは「標準モード」で使用した際の、連続使用時間です。「ターボ」や「強モード」で使用すれば、連続使用時間も短くなります。
■紙パックよりはサイクロンの方が連続使用時間が長め
コードレス掃除機で、集じん方式が「紙パック」の製品は、連続使用時間が30分前後のものが多いです。
バッテリーを長持ちさせるには?
こうやって比べてみると、どのメーカーも連続使用時間は大差ないことが分かります。
また、連続使用時間が少し長めのダイソン製品は、他の掃除機よりも本体重量が重たいです。
ならば、自分が気に入った掃除機を、なるべく長い期間愛用したいですよね。
普段の生活の中で、少し手間をかけてあげれば、バッテリーを長持ちさせることができます。
1.使用時間に関わらず、使ったらすぐ充電
コードレス掃除機のバッテリーに使われているリチウムイオン電池は過放電が大敵です。
充電が無いまま放置してしまうと、過放電の原因になります。
2.掃除機の保管場所の温度に気をつけて
リチウムイオン電池は、「寒さと暑さ」に弱いです。
最近の日本の夏は、とても暑いですよね…。そして、寒冷地では、室内でも0℃近くになることがあります。
掃除機の保管場所は、室温が5℃~35℃以内の場所を選んでください。
3.ダストボックスはこまめに掃除をして
ダストボックスが汚れたままだと、掃除機のパフォーマンスも落ちますし、通常の状態よりも電力を使うことになります。
それは、バッテリーにも負担をかけることに繋がってしまいますね。
最近の掃除機は、ダストボックスを丸々水洗いできるものも多いです。
4.バッテリーは、完全に冷えるまで待つ
熱を持ったバッテリーは、劣化を早めてしまいます。
この場合は、すぐに充電をしたり、続けて掃除を続けるのではなく、完全にバッテリーが冷えるまで待ってから、次の動作を行ってください。
まとめ
コードレス掃除機のバッテリー寿命は、メーカーで差があるのではなく、掃除機使用後の手入れの仕方で変わります。リチウムイオン電池の特徴を良く理解して、バッテリーへの負担が少ない使い方をしましょう。
・コードレス掃除機のバッテリーはリチウムイオン電池が多い
・リチウムイオン電池は「寒さ・暑さ」に弱い
・掃除機の使用後の手入れの仕方が大切
掃除機のバッテリーは、交換すると5,000円~10,000円、それ以上するものもあります。消耗品としては、かなり高価なものです。
できる限り長く使用できるように、大切に扱うようにしてくださいね。
今回はコードレス掃除機のバッテリーの寿命について紹介してきましたが、
コードレス掃除機の口コミ調査についても
以下の記事にまとめてあるので参考にどうぞ。