お香が湿気る⁉お香を湿気らせず香りを楽しむための正しい保管方法とは
皆さんは「お香」と聞いて何を思い浮かべますか?
お仏壇のお線香や蚊取り線香などを連想する方が多いでしょうか。
最近では、お香はインテリア雑貨としても、とても人気のある商品です。
ゆっくりと香り、火が進んでいく様子は、嗅覚、視覚どちらにも、穏やかな癒しを与えてくれます。
しかし、他のルームフレグランス商品に比べ、お香は保管する際に注意しなければいけないことがあります。
それは、「湿気」です。
自宅で過ごす時間が多い今だからこそ、あえて手間のかかる楽しみ方をしてみませんか?
そのためにも大切な、お香の保管方法についてご紹介していきたいと思います。
そもそもお香って?
お香は、大きく分けて「火を使うもの」と「火を使わないもの」に分けることができます。
一般的に知られているのは、お香自体に火をつけて香りを楽しむものだと思いますが、種類によって保管方法も変わってきます。
まずは、お香の種類についてご紹介していきます。
■直接火をつけて使用するお香
一般的に、インテリアとして楽しむお香はこのタイプが多いと思います。
それ以外にも、お仏壇で使用するお線香や、夏に活躍する蚊取り線香もこのタイプに分類されますね。
円すい型・・・先端のとがった部分に火をつけます。
下に行くほど、燃える面積が広がるため、香りも徐々に強くなります。
短時間で香りを楽しみたいときに向いています。灰がそのままの形で残るため、後片付けも簡単です。
スティック型・・・線香と言えば、この形を思いつく方が多いと思います。
燃焼時間は、線香の長さに比例します。途中で消したいときは折れば良いので、時間の調節もしやすいです。
また、燃焼面積が一定なために、香りも均一に広がっていきます。
うずまき型・・・蚊取り線香の形です。
うずまき型の最大のメリットは、燃焼時間の長さです。
広い空間や、空気の流れが多い場所に向いています。
■火を使わずに、常温で楽しめるお香
匂い袋と言って、小さな巾着袋のようなものの中に「匂い香」を入れて、衣服に香りを移して楽しむお香です。
和服を着る機会が多い方は、帯揚げや袂(たもと)に落として、ほのかな香りを楽しむことが出来ますし、洋服の場合は、ポケットに忍ばせることも可能です。
あとは、タンスに入れたり、ポーチなど小物に付けても良いですね。
※匂い香:丁子・甘松・竜脳・ビャクダンなどの香料を刻んで調合したもの
お香の種類についてもっと詳しく!
お香の正しい保管の仕方
今回は「直接火を付けて使用するタイプのお香」について、保管の際に気を付けることをまとめてみました。
1.直射日光が当たらない場所で保管する
お香は、天然の原料を使用して作られています。
直射日光が当たることで、香りの発散が早まり、持続期間が短くなってしまったり、熱によって本来の香りから変化してしまい、場合によっては悪臭を放つ可能性もあります。
2.湿度の高い場所は避ける
お風呂場や、台所周りなど湿度が高い場所は、湿気によりお香の品質が低下してしまうので、保管してはいけません。
湿度によって、お香にカビが発生する可能性があります。
カビが発生したお香は、もちろん使用できません。
3.匂いが移ると困るものと一緒にしない
お香の香りは、苦手な人にとってはかなり強烈な香りです。
そのため、自分以外が使用する可能性があるものなど、匂いが移ってしまうと困るものとは一緒に保存しないようにしましょう。
お香を保管するときは…
高温多湿を避けて、風通しが良く、乾燥しているところで保管しましょう。
絶対にやってはいけないのが「冷蔵庫」で保管すること。
夏場、部屋に置いておくと暑いし、湿気もあるし…と冷蔵庫を思いつく方もいるようですが、冷蔵庫から出す際に結露が出てカビの原因になってしまうので、絶対にやめましょう。
お香を湿気らせないためには入れ物も大切
お香を保管するときに、注意しなければいけないことをご紹介してきましたが、もう1つ大切なことが、お香を保管するときの入れ物です。
購入した時のパッケージをそのまま…という方も多いかもしれませんが、お香は高温多湿に弱い、とてもデリケートな商品です。
なるべく、外の気温などに影響されないような入れ物で保管をしておくことが理想です。
現在は、おしゃれなお香専門店もあるくらいなので、ケースも充実しています。
まずはいくつかご紹介したいと思います。
■soil インセンスケースM ¥4,730(税込)
soilは、珪藻土を使った製品を販売しているブランドです。
珪藻土は、湿気を吸い取ってくれるので、お香を保管するのにも適しています。
また、このインセンスケースは、フタを裏返すとお香立てとしても利用できるので、とても便利です。
■バリ島の人気アジアン収納雑貨 ¥1,680(税込)
アルミ製のフタつきケースです。
アルミは、遮光性に優れているため、お香の保管ケースとしても使用できます。
アジアン雑貨を取り扱うお店の中を探してみると、お香ケースとして筒型のアルミケースを販売している場合があります。
■インセンスセット ¥2,420(税込)
こちらもアルミ製ですが、とても小さく持ち運びができる商品です。
なんと名刺カードサイズの中に、お香立てとお香を入れておくことができます。
出先でも、香りを楽しみたい方にオススメです。
専用のお香入れじゃなくても大丈夫!
お香の入れ物は、専用のものではなく、代用することもできます。
・遮光性がある
・高温多湿にならない
・他のものに匂い移りしない
これらの条件を満たせれば良いわけです。
なので、入れ物の材質が、木製、アルミやブリキ、ガラスなどで出来ているもので、お手持ちのお香が入るサイズの入れ物を用意すればOKです。
出来ればフタ付きのもので、密閉性に優れていれば、なお良いですね。
まとめ
お香が湿気ってしまうと、火が付きにくくなったり、香りが劣化してしまったり、本来の使い方ができなくなってしまいます。
毎日使う方も、たまに使う方も、正しい保管方法を知ることが大切です。
・直射日光が当たる場所で保管しない
・高温多湿を避ける
・匂いが移ると困るものと一緒に保管しない
・お香を保管するときは、ケースに入れる
おうちで過ごす時間が長い今だからこそ、ゆっくりと香りが楽しめる「お香」をぜひ試してみてくださいね☆彡
今回は「お香を湿気らせず香りを楽しむための正しい保管方法」について紹介してきましたが、「キャットフードを湿気らせない保管方法」についても以下の記事にまとめてあるので参考にどうぞ。