湿気た海苔を復活させる方法?パリパリ復活と正しく保存するポイント
手巻き寿司やおにぎり、お蕎麦にも欠かせない焼き海苔。
しかし、一度開封してしまうと、一気にすべて使い切ることって難しいですよね。
気を付けて保存しているつもりでも、次に使うときには湿気ってシナシナに…
という経験が何度もありませんか?
実は、この焼き海苔。復活させる方法があるんです!
今回は、湿気た海苔を復活させるだけではなく、リメイクする方法などもご紹介していきたいと思いますね。
湿気った海苔の復活方法
海苔は湿気ると、赤っぽく変色し、パリッとした食感や、味、香りも劣化してしまいます。
これは、海苔自体に残っている少量の塩分が、水気を吸ってしまうことが原因です。
まず、湿気てしまった海苔を復活させるには、吸い込んだ水分を飛ばすために「加熱」するのが一番良い方法です。
しかもとても簡単にできます!
1.火であぶる
一番のおすすめは、ガスコンロなどの火であぶる方法です。
火には直接当たらないくらいの距離を保ち、湿気てしまった焼き海苔の両面を軽くあぶってください。
2.フライパンで焼く
今は、ご家庭のコンロが、IHしかないという方もいらっしゃると思います。
その場合、フライパンで海苔を焼くという方法が有効です。
熱したフライパンに、焼き海苔を置き、裏表を返しながら約1分焼けばOKです。
3.電子レンジでチン
おせんべいなどの米菓の復活方法としてメジャーな電子レンジ。
しかし、焼き海苔に関しては、直火であぶったり、フライパンで焼く方法ほど、パリッと復活させることは難しいです。
とはいえ、手軽な方法なので、試す価値はあります!
600Wの電子レンジで約2分加熱してください。
湿気た海苔を佃煮にする手もあり!
湿気てしまった海苔も、佃煮にしてしまえば、美味しく食べられます。
しかも簡単!味も自分の好みにアレンジできるのが嬉しいですね。
【湿気た海苔をリメイク!海苔の佃煮】by Bistro Reiさん
焼き海苔を湿気らせない保存方法とは?
湿気った海苔を復活させる方法をご紹介しましたが、そもそも湿気らせないように、気を付けて保存ができれば一番良いですよね。
では、どのようにすれば良いのでしょうか?
焼き海苔を湿気らせずに保存するためのポイントは3つです!
1.一度開封したら乾燥剤を追加する
2.海苔を保存するための容器に気を付ける
3.長期保存の場合は、保存場所が重要
乾燥剤を追加するのはなぜ?
焼き海苔を購入すると、包装袋の中に乾燥剤が一緒に入っていると思います。
ただ、一度開封してしまうと、もともと入っている乾燥剤だけでは、残念ながらすぐに湿気ってしまいます。
そのため、開封した後は、追加で乾燥剤を入れたり、効果が無くなった時は交換するなどの手入れが必要になってきます。
このひと手間で、海苔のパリパリ食感を長持ちさせることができます。
乾燥剤の交換目安は?
焼き海苔の包装袋の中に入っている乾燥剤は、多くが「石灰乾燥剤」と呼ばれるものです。
湿度が低い時はゆっくり、逆に湿度が高い時には速く吸水するという、自己調節型の乾燥剤です。
吸水容量が大きいので、長期間使えるというメリットがあります。
また、石灰乾燥剤は、水分に反応して化学変化をおこし、体積が膨張します。
乾燥剤に、直接水がかかるなど、急激に水分吸収をした場合、発熱をして、製品に影響を及ぼす可能性あるため注意が必要です。
乾燥剤の入っている袋がパンパンに張っている状態であれば、既に吸湿効果が無くなっている証拠です。
袋がふくらんできたな…と思ったら早めに新しい乾燥剤と交換しましょう。
保存容器はアルミ袋が最強?!
一度海苔を開封した後、保存容器はどうしていますか?
もともと海苔が入っていたチャック式袋を利用したり、食品保存用のチャック式袋、タッパーに入れる方もいるかもしれません。
私自身、以前は海苔を開封した後、海苔が入っていたチャック式袋を閉じて、更に食品保存用のチャック式袋に入れて常温保存をしていました。
それでも万全ではなく、気づいた時には湿気ってしまっていることが多かったです。
実は、ビニール系の袋は空気を通してしまうので除湿効果はあまり期待できないのです!
もちろん、乾燥剤を併用したり、空気をしっかり抜いて保存することで、ある程度は保存することは可能ですが、同じ袋ならばアルミ袋が最適です。
アルミ袋は、ポテトチップスなどが入っている袋のこと。
アルミは、空気を全く通さないので、除湿効果バツグンです!
海苔に限らず、湿気を嫌うものを保存したいときに使えるので、いくつか持っておくと、とても便利です。最近では、100円ショップなどでも簡単に手に入りますよ!
タッパーで保存するときに注意すること
一番は、こまめにフタを閉めることです。
一緒に乾燥剤を入れて保存すれば、より海苔が長持ちします。
湿気はもちろんですが、直射日光なども変色や香り、風味の劣化の原因になりますので、必ず冷暗所での保存をするようにしましょう。
食卓のテーブルに置きっぱなし…はやめましょうね!
よくあるプラスチックのタッパーの他にも、コーヒー豆などの保存にも使われる、キャニスター缶も密閉性、遮光性に優れているためオススメです。
長期間保存する場合は冷凍庫が一番!
宅で手巻き寿司をしたり、たまにのお弁当でおにぎりを作ったり…
必要で買ったものの、その後は「しばらく海苔を使う機会が無い」ということもあります。
明らかに長期間使用しないと分かる場合には、冷凍庫での保存がオススメです!
冷凍庫内は、湿度20%以下とかなり乾燥している状態です。
そのため、海苔も湿気らせることなく保存をすることができます。
保存をするときは、しっかりと袋の中の空気を抜き、袋を二重にして、乾燥剤も一緒に保存することで美味しさを保つことが可能です。
海苔を使うときには、常温に戻してから使用するようにしてください。
最初にご紹介したように、常温に戻した海苔を軽く火で炙れば、風味もアップしますよ!
まとめ
ここまで海苔を湿気らせてしまった時の対処法をご紹介しました。
・海苔は加熱で復活する
・湿気っても美味しい料理にリメイクできる
・保存をするときは、3つのポイントを意識する
焼き海苔を一度に使いきれない時は、佃煮にリメイクして食卓に並べたり、正しい保存方法で保存をして、最後まで美味しく頂きましょう☆彡
今回は「湿気た海苔を復活させる方法」について紹介してきましたが、「アーモンドを湿気らせない保存方法と復活法」についても以下の記事にまとめてあるので参考にどうぞ。